『エドワード・ゴーリーを巡る旅』緻密な黒い線で描く独自の世界観
渋谷区立松濤美術館で開催された
エドワード・ゴーリーを巡る旅
エドワード・ゴーリーは緻密な線で描く奇妙な生き物や世界観で人気のアメリカの絵本作家!
今まで見たことなかったのですが、気になって行ってきました。
はじめに
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渋谷区立松濤美術館にいくのは初めてでした。
渋谷駅から歩ける距離で、閑静な高級住宅に不意に現れる
巨大なレンガ造り(に見える)建物です。
事前予約は不要で、土日の昼過ぎに伺ったのですが、
結構な賑わいでした。
展示物が小さいこともあり、並びながら順々に見ていく形でした。
建物に入ると、洋館のような壁や床が布張り(?)でどこか温かみがあります。
アーチ型の出入り口や中庭も独特で、建物自体もとても魅力的!
タイトル:『エドワード・ゴーリーを巡る旅』
会期:2023年4月8日(土)~2023年6月11日(日)
会場:渋谷区立松濤美術館
チケット代:一般1,000円
作品は全体的に黒一色で描かれています。
版画のようにも見えたのですが、
鉛筆やペンで直接紙に書いているようで、それなのにかなりの量で緻密に描かれており驚きました!
(一つだけ修正した後があるのもあったけど、基本失敗せずにその一枚は書いた?)
基本撮影NGだったので、
OKの箇所のみ撮影です。
1章 ゴーリーと子供
女の子が出てくる物語『不幸な子供』の絵が一枚一枚飾ってありました。
子供がでてくる絵本にしては暗すぎる…!
幸せに暮らしていた女の子・シャーロットが、父の不在と母の病死で孤独になり、
預けられた先でもどんどん不幸に見舞われていきます;;
絵のどこかには奇妙な怪物が描かれて不吉な予感を醸し出しています。
(上記写真は、右上に悪魔?のような手が…)
2章 ゴーリーが描く不思議な生き物
絵本『うろんな客』に長い鼻を持つ謎の黒い生き物が登場します。
※うろん:正体の怪しく疑わしいこと(大辞泉より)
その他作品にも登場する、奇妙だけどどこか可愛らしさもある生き物がまとまった章でした
3章 ゴーリーと舞台美術
ニューヨークでバレエ公演に通いつめていたというゴーリー。
バレエを主題とした絵本や総合デザインをつとめたミュージカル劇「ドラキュラ」などに関する資料が展示されていました。
表現する方法が変わっても独自の世界観はそのままでした!
ちなみに、展示室の2階には大きなソファーがあって
ほんと豪邸に招かれた感じあって素敵な雰囲気!
4章 ゴーリーの本作り
5章 ケープコッドのコミュニティと象
すみません、この辺り人が多くて疲れて意識なかったです(死)
ただ、『蒼い時』という作品の挿絵の犬?なのか丸っこい2匹の生き物がかわいくてポストカード買いました。
感想
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大人向けの絵本といった感じのブラックユーモアと、奇妙だけど可愛げもある生き物たちと出会えて面白かったです!
やはり絵本作品なので、座ってじっくりみつめたいなとも思ってしまいました(人多かった……)。
美術館含め世界観に浸れたのはとてもよかったです^^
参考
・松濤美術館 HP(エドワード・ゴーリーを巡る旅ページ、プレスリリース)
https://shoto-museum.jp/exhibitions/199gorey/
・『エドワード・ゴーリーを巡る旅』配布資料
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